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その2.日々熾烈な競争

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仲介不動産会社との付き合い方

その2.日々熾烈な競争

賃貸仲介不動産会社では、部屋付けは早い者勝ちで、人気の好物件は取り合う状態

 入居者との接点に立つ仲介不動産会社によって、賃貸経営は大きく左右されます。多くの大家さんは痛いほどそれを感じ取っておられるのではないでしょうか。

 仲介不動産の概況を説明しますと、例えば地場の建設会社を使って賃貸住宅を建てた大家さんは、建物の完成を前に入居者募集をどこに頼むか、竣工後の管理をどこにやってもらうかで大いに悩み、管理費等の金額の交渉に骨を折ります。

 アパート・マンションの建設を専門とするハウスメーカー、マンションメーカーに工事を依頼すると完成後の仲介・管理業務を系列、もしくは取引きのある仲介・管理を兼ねた不動産会社に発注(仲介依頼)するので、後々の経営がスムーズにいきます。

 物件を扱う仲介不動産会社はその性格からおよそ次の4つに分類されます。

画像の説明

 全国展開する仲介専門の大手は情報力、宣伝力を使いシェアを伸ばし、その大手のブランド力を頼ってフランチャイズ加盟するFC店が急速に増えています。

 もちろん言うまでもなく大手のFCに参加せずに独自の路線で業績を伸ばしている不動産会社も多く見られます。都市圏を離れ地方へ行けば賃貸仲介の専門店は少なく、土地・建物の売買も兼務で取り扱っているところがほとんどです。

 仲介専門の大手不動産会社がこれほど全国レベルでFC化を進める背景には、ある意味驚きの部分があります。ただし、チェーン店を拡大してスケールメリット化する部分はFCを構成する各社の売上げに貢献しているものの、物件の流通網が拡大しているわけではありません。

 賃貸仲介店は、常に
 ・ 早い者勝ちで
 ・ 人気の好物件は取り合い
  の状態が続いています。

 早い者勝ちとは、流通している物件の契約は、早くした方が得する、という意味。人気の好物件は取り合いとは、そのものズバリで、契約率の高い物件は専任・専属で確保に力を入れていることを指しています。

 上に4分類した不動産会社がこの「早い者勝ち」と「人気の好物件」をめぐって日々熾烈な競争をしているのです。

 賃貸取引の本命(賃貸の核心部分という意味)は、この「早い者勝ち」と「人気の好物件」二つに集約されて
いるのです。

» その1.力のある仲介不動産会社と付き合えばスムーズに進む
» その2.日々熾烈な競争
» その3.長所と短所はつきもの
» その4.入居者とのやり取りは、仲介不動産会社で左右される
» その5.不動産会社が描く大家さん像
» その6.仲介専門の不動産会社の役割は大きくなるばかり

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