特別インタビュー・渡邊浩滋総合事務所
特別インタビュー
事業計画を立て、キャッシュフローの見直しなど
数字で管理することにより失敗は少なくなります
税理士・司法書士 渡邊浩滋総合事務所
代表
渡邊 浩滋氏
今はシビアな時代です。借入金のために家賃を
下げることもままならないのが現状
渡邊浩滋総合事務所
マーケティング部門
宮崎 あかり氏
現在の賃貸住宅市場、強気と弱気が混在しています。
強気は必ずしも市場の需給ニーズが反映されていない旺盛な新築建設。
弱気は敷金(保証金)なし、礼金なし、フリーレントの増加などがあります。
そこで経理、税務を通して賃貸経営の様々な問題と取り組んでいる
渡邊浩滋総合事務所の渡邊浩滋代表と宮崎あかりさんに、
賃貸経営の課題事項や今後の経営ビジョンなどをお聞きしました。
今の賃貸市場は、需要と供給が崩れてしまった
絶望的な環境にあるが、これをチャンスに変える
── 現在の賃貸市場をどう捉えているかお話しください。さらに、今後の見通しなども。
宮﨑 今年に入り、東京都の空室率は急激に上昇、今現在の東京都の空室率は過去最高の30%を超えていると聞いています。
大手仲介業者に新築物件の広告を出しても、音沙汰は全くなし、不安にかられる大家さんも見てきました。家賃を下げてもやっていける大家さんはまだしも、借入金の返済があるため、家賃を下げたりすることもままならないのが現状です。なんとも切ない・・。
渡邊 今の賃貸市場は需要と供給が崩れてしまっていて、それは少子化や、マイナス金利政策による融資の促進など関係してくるのですが、まだしばらくこの状態は続くと考えられます。
しかし、この絶望的な環境をチャンスに変えることができたら、強いですよね。満室の大家さんもいるわけですから、不可能だとは思いません。今後、賃貸経営で勝ち残るには、移り変わる時代の中で「変化に対応する意欲と実行力」が必要でしょうね。
── 昔は「歳を取ったら家賃でメシが食べられれば最高」、という話もありましたが、今日の「賃貸経営」は、魅力あるビジネスなのでしょうか。
宮﨑 今の時代、いや、昔もそうだと思うのですが、そんなうまい話あるはずがありませんよ(笑)。
私も、この業界に足を踏み入れる前は、賃貸業ってなんて素敵なんだ!と夢ばかり抱いていました。
実際にこの仕事をしていて、物件の管理や入居者への対応はもちろん、借入金の返済に追われて利益を出すのは大変だし、将来への漠然とした不安によるストレス・・・。とくに今はシビアな時代ですし。
渡邊 不労所得なんて言われていますけど、苦労はたくさんありますよ。でも、飲食業などの他の事業に比べたら楽かもしれないですね。
事業計画を立てたり、キャッシュフローの見直しなど数字で管理することにより失敗は少なくなります。数字に弱くても大丈夫です。私たち渡邊浩滋総合事務所のスタッフが、皆様の幸せに向かって全身全霊でお手伝い致します!
[事務所概要]
税理士・司法書士 渡邊浩滋総合事務所(〒102-0073 東京都千代田区九段北1-3-1 九段下プラザビル5F)は、アパート・マンション経営、税務全般の業務を取扱います。大きく分けて、顧問契約と個別サービスの2つがあります。主な業務として、確定申告(個人所得税確定申告、相続税確定申告)、税務法律相談、シミュレーション・提案書作成、登記業務(株式会社設立、合同会社設立、一般社団法人設立、売買・贈与による所有権移転登記、相続登記、役員変更登記)等税金をふまえた内容の登記を提案しています。