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ペット可物件の成功の条件

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「ペット飼育」の取り扱いについて

ペット可物件の成功の条件

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周辺に少なく、希少価値がセールスポイントであること

 ペットOK(同居型)の物件は、大きく分けて次の2つのパターンがあります。
  
  差別化を図るために最初から企画、設計・施工したもの。

  建物内容は特に変えずに、ペットOKとして経営に役立てる。

 2つとも地域に同様のサービスをしている物件が少ない、もしくは見当たらない場合、希少価値は絶大で入居者の人気を得ることは間違いないと思います。
 
 これからペットOKの物件を計画しているオーナーは、まず何をおいても周辺物件の「ペットの取り扱い」をリサーチしてみてください。ペットOK物件が少ないと狙い目です。逆に多くの物件ですでにペットOKとしている場合は、その魅力が薄れることは否めないところです。
 
 マンションメーカーや建設会社がオプションで用意しているペット対応仕様の内容を紹介しておきます。
 
 ・ ペット対応床材 …… 爪傷が付きにくい厚みのある積層シートを使用。
 ・ ペット対応クロス張り …… 床から1メートル程度上のクロスが張り替えやすい工法(原状回復対策)。
 ・ 電気コンセントを上部に設置 …… 感電死、事故防止。
 ・ ペットドアの設置 …… ペットの部屋間の移動を容易にする。
 ・ 脱臭器 …… 臭いを取り、雑菌、バクテリアの殺菌機能。
 ・ ペットシャワー …… 浴室と分けて衛生面に配慮。
 ・ ペットルーム …… 専用スペース。
 ・ 専用足洗い場(共用スペース)…… 清潔維持。
 ・ 換気扇 …… 臭いやチリ、ホコリを排気。
 ・ フックの設置 …… ヒモを止めるフックを要所要所に設置。
 
 こうした内容がペット対応マンションの標準的な仕様で、もう少し本格的になると、鳴き声や走り回る音をシャットアウトするための防音工事も必要となります。
 
 ペット対応型マンションとして“売り出す”なら、上記の設備がほしいところですが、予算の関係で全部が無理な場合は「床材」「クロス」「専用足洗い場」「シャワー」「フック」「ペットドア」を揃えるだけでもペット対応賃貸住宅として通用します。

 ペット可物件といってもこれだけの設備を整えている物件はまだ少なく、周辺に同規模の物件が見当たらない場合は、人気を呼ぶ確率はかなり高いと思われます。
 
 ペットOK物件が成功する条件は、とにかく周辺にそうした物件が少ないことで、あくまで希少価値がセールスポイントになるのです。 

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