日常におけるコミュニケーション
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滞納家賃対処法
日常におけるコミュニケーション
滞納理由を確認し、支払方法を決めて、約束を厳守してもらう
家賃滞納の究極の対応策は、滞納を引き起こす恐れのない人だけを入居させることでしょう。が、人生、どこで何があるか分かりません。
8年間毎月、遅れることなくきっちり振り込んでくれた人が、リストラとか一身上の不幸が重なったりして、ある日突然、払えなくなるというケースは世間にはいくらでもあることです。
そういう時の対処法としては、まず最初にその理由(滞納の)を確認し、今後の支払方法を決めて、約束を厳守してもらうということになります。
ところが、現実は人様々、滞納に至る事例も千差万別なため、まずは、電話を入れる ⇒ 直接訪問 ⇒ 連帯保証人に連絡 ⇒ 内容証明郵便で賃料催告 ⇒ 裁判訴訟(少額訴訟)の段階を踏んで対応していくのが堅実だと思います。
それと、人品骨柄といわれるように、入居後、共同生活していくのに問題を起こしそうな人は、そういう雰囲気を持っているものです。空き部屋が何ヵ月も続いているところへ入居が決まりそうだという時、ぜいたくを言ってられないものですが、この辺は一線を画しておくのもそれなりに大事な事では・・。
ただ、入居審査は仲介を依頼している不動産会社、管理会社が行うので、入居者の選別は各社の基準で決まります。
住民票、印鑑証明が出され、連帯保証人も立てられて、勤務先が明確であれば、自然、仲介OKとなります。
古い考え方の入居者の人品骨柄なんかにこだわっていると、入居者がろくに見付けられないという見方もあるでしょうが、そこは仲介を依頼する時に、注文を出しておけばいいと思います。
コミュニケーションを深めながらチェックを怠らない
話が家賃滞納と少しはずれるかもしれませんが、大家さんあるいは管理会社がいかに入居者とコミュニケーションが取れているかで、滞納発生のリスクの度合いが違ってくると思われます。
例えば、滞納を起こす入居者は普段から共同スペースの清掃やアパート・マンションのルールに無関心、他の居住者とよく口論、衝突する…といったことが多いといいます。
ですから、普段からのコミュニケーションが欠かせないともいえるのです。集合住宅では入居者間のいざこざは避けられませんが、コミュニケーションを深めながらチェックを怠らないことで、入居者の生活や人柄を把握しておけば、家賃滞納の予防に役立ち、入居者間や近隣とのトラブルの対応にもなります。
家賃滞納への対応策について見てきましたが、法的な対応とともに、自らの日常におけるコミュニケーションの果たす役割も小さくないということ。
これは物件全体への目配りにもなり、安定的な経営を目指すなら欠かせない注意事項といえると思われます。
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