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賃貸市場における「賃貸情報誌」の役割

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賃貸役立つ情報

賃貸市場における「賃貸情報誌」の役割

賃貸ビジネスの近代化に大きな貢献果たす
致命的な矛盾も抱え曲がり角に

 コンピュータが核となるニューメディアの恩恵を受ける業態の上位に不動産が挙げられます。インターネットをはじめ、モバイル等の利用で、物件情報の伝達は革新的な進歩を遂げました。

 かつては貸家、アパート、マンションなどの賃貸住宅を探すには、不動産会社の店頭のガラス戸にベタベタ貼ってある物件案内を見て店内に入ってみたものですが、今日はインターネットや賃貸情報誌がお気に入りの物件を探す有力な媒体になっています。

 インターネットのスピード感、使用料無料、使い勝手のいい利便性に比べ、印刷媒体の情報誌は時代に取り残されようとしているのですが、現実はまだまだ賃貸物件を探す主要な媒体と言ってもいいかもしれません。

 全国的にみても都道府県の県庁所在地では必ず数誌が発行されており、札幌・仙台・首都圏・名古屋・大阪・福岡などの大都市圏では、市販、流通しているものだけで各都市に10誌を数えるほど。インターネットに主役の座を譲りつつはありますが、いまだに情報誌の存在、役割は大きなものがあります。

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