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◆''「入居審査」''

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賃貸経営の知識

入居審査を厳格に行い、問題が起きると速やかに手を打つ

「入居審査」

入居者との接点のありかた

 賃貸業は住居を提供して賃料をいただくビジネスですが、基本的には入居者、つまり「人」を相手とする広い意味でのサービス業です。
 
 入居者には色々なタイプの方がいます。少々のことでは文句ひとつ言わない人、その逆で何が不満なのか何か問題があれば文句八百並べる人と、年代も性別も考えも全く違う人たちが同じ屋根の下で暮らしているのが共同住宅。つまりはアパートでありマンションなのです。
 
 そんな共同住宅で「困った人」といえば、第一に家賃を払わない人、滞納する人。

 家賃集金を管理会社にやってもらっているのなら不愉快な思いをしなくてもいいのですが、直接管理をやっている大家さんは滞納者への催促の掛け合いが大仕事となります。

 第二に“困った度”の高い入居者を挙げれば、住まい方のルール、マナーを守らない協調性に欠けて他人に迷惑をかける人で、こんな人は全体の和を崩して住まいの環境を悪くするのですが、経営者の立場から見れば、家賃がきっちり払われていればお客様です。ルールを守らない、マナーが悪いのはまだ話せば分かる状態です。
 
 ただ大家さんが物件に終日常駐するわけではないので、注意するタイミングを失いがちになります。
 
 そして共同住宅で最も困る、入居者間のいさかいに巻き込まれて打つ手がない状態になったりします。そもそもは引っ越し時に挨拶がなかった、日頃から馬が合わないといった程度であっても、こじれだすと最後は刃傷沙汰と行き着くところまでいってしまいます。
 
 入居者だけに放っておけず、なまじ仲裁に入るとトバッチリを受けるのですが、他に仲裁する人間がいないので損な役を引き受ける結果となります。生活者の大半は善良な人達ですが、中には性向の偏った人もいて、そうした人が入居してきた場合、断固手を打つ必要が出てきます。
 
 一般的には入居の際の書類審査で、普通の会社に勤めていることを確認していれば、社会との協調性は一応認められます。人は見かけによらないといいますが、大人の顔は半分が履歴書のようなものですから、人となりを見れば大はずれすることは少ないので、入居時のチェックは後々のことを考えるとやはり大事です。
 
 空室は困りますが、困った人が入ると神経をすり減らしてクタクタになりかねませんから契約には慎重に、急ぎすぎるのは考えものです。
 
 結局、困った人の入居を防ぐには、
 ・ 入居審査を厳格に行う
 ・ 事案が起きると速やかに手を打つ
 に尽きる感じがします。
 
 大家さんが日々直面する悩み事として、入居者との接点のありかたについて取り上げました。

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