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◆''「物件に力をつける」''

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賃貸経営の知識

「競争力」と入居者を「引きつける力」を蓄える

「物件に力をつける」

賃貸住宅の「競争力」と「魅力」を強化する

 物件に力をつける。何の力かといえば、厳しい市場の競争に勝つ「競争力」であり、入居者を「引きつける力」、すなわち「魅力」だと思います。

 その力を蓄え、強化する方法が、よくいわれる「差別化」で、工夫して少しでも他の物件にないところを育てて、地域の入居者に評価される運営ができると、入居・稼働率の安定にストレートに結びつくと考えられます。
 
 病気にかかるのを予防するために規則正しい生活で体力をつけたり、企業が業績を伸ばして同業他社の競争に勝つために営業部門を強化したり、製品の品質向上に努めて顧客の要望に応えるのと全く同じで、物件に力をつけることで賃貸経営は、より安定した道を歩めるのではないでしょうか。
 
 それではどうすればその「力」がつくのか。賃貸住宅の「競争力」と「魅力」はどのようにすれば強化できるのか。ここがこれからの賃貸経営の大きなポイント、課題事項だと思います。
 
 その結論は比較的簡単だと思います。

 水が高いところから低いところへ流れるように、住居として、住環境として内容がよければいいわけです。つまり、入居者が住みたくなる住居を提供していくことです。

 いくら借り手市場で少子化といっても、日本国民の4割方は賃貸住宅に住んでいて、これから将来も変わらないのです。圧倒的なマーケットの規模を誇っています。
 
 ですから、何をさておいても賃貸経営の安定と経営の足腰を強くするために、物件に力を備えることです。その力をより強固にする方法は、
 
  まず大家さんが入居者の目を持つことではないでしょうか。
 
 大家さんは物件の所有者、オーナーで実際の経営の大半を仲介不動産会社、管理会社が手がけているといっても、やっぱり最後は大家さんの判断がものをいうはずです。第一、大家さん自身、あるいは身内の誰かが住むとして物件を見れば、随分工夫するところが出てくるのではありませんか。
 
 自分ならココはこうする。コレは危なくてダメ。こんな風にすればはるかに気分がよくなる等々に気がつくと思います。そこを直していけば、住環境は格段によくなるはずです。
 
  経営とのバランスがあると思いますが、要は入居者の視点を尊重することではないでしょうか。
 
  そうすると、

 ・ 新築マンションに隣接した駐車場の真横に、幅10メートル×高さ4メートルの鉄骨製の看板(その中身は仲介店の店名、電話番号と物件名。8割ほどが店名のスペース)を設置したり、
 ・ 敷地内に草が生え、樹木の枝が伸び放題とか、
 ・ 外付け階段の手すりを強烈なサビ状態にしておく、

 などは起きないと思うのですが。

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