▲つづく 物件に５段階のチェックを入れてみる
これからの賃貸経営
物件に５段階のチェックを入れてみる
物件の評価ポイントをチェックしておく
そこで、物件の現状を把握するために、物件を評価・チェックしてみてはいかがですか。それも入居者の目線で。入居者が物件を評価するチェック項目はおよそ100あると思います。
その100項目に１～５段階のチェックします。
１ ： 特に優れている
２ ： 優れている
３ ： 並（標準）
４ ： やや劣っている
５ ： 非常に劣っている
１～５の評価が何個あるかで、物件全体の総合評価点になると思うのですが、大家さんも所有している物件を一度評価表をつくってチェックしてみてください。
いっぺんに物件のウィークポイントが見えてくるはずです。分かったウィークポイントを改良するなりリフォームして、態勢を立て直してください。
物件の評価ポイントを挙げてみます。
入居者はこうした個所に関心が高く、下見案内の時、この辺を重点的にチェックします。周辺の環境、立地条件、最寄り交通機関の利便性は除外しています。
１．建物外観
・外構の状態
・外壁の状態
・日当たり
・隣接地の状態
・道路接地の状態
２．駐車場
・路面、排水溝、照明等の状態
・スペース（駐車台数）
・建物入口までの距離
３．駐輪場
・屋根、設置場所の状態
・スペース（駐輪台数）
４．ゴミ置き場
・清掃状態
・大きさ（面積)
・管理方法
５．共用スペース
・清掃、照明の状態
・掲示板
・郵便ボックス
・ロッカー（留守配達の収納)
・管理人室
・エレベーター（照明、防犯対策）
・防犯施設
６．玄関・ドア
・オートロック、ドアホン、ドアスコープ
・鍵の状態（種類、構造）
・ドアチェーン
・補助錠
・広さ、照明
・靴箱の状態
７．台所
・流しの大きさ
・給水、給湯のシステム
・コンロの種類、数
・冷蔵庫置き場
・コンセントの数
・照明の具合い
・換気扇の状態
８．居室
・広さ
・日当たり
・床、天井、壁の状態
・電気コンセントの数
９．浴室
・広さ、色
・汚れ具合い
・床、天井、壁、換気の状態
・浴槽の状態（追い焚き機能が付いている）
・シャワー
・浴室乾燥機
10．トイレ
・汚れ具合い
・便器のスタイル（和・洋式）
・便器の状態（洗浄機能・暖房付き）
11．洗面台
・清潔感
・鏡、照明の状態
・シャワー（シャンプードレッサー）
・電気コンセント、小物置き
12．その他
・インターネット設備（ケーブルTV、光ファイバー、料金)
・エアコン
・フローリングの状態
・ペット対応
・ピアノ
・衛星放送（CATV、BS、CS）
・システムキッチン
おおよそこんなところだと思います。これらの個所を上記の「特に優れている」～「非常に劣っている」 に当てはめて「５段階」のチェックを入れ、評価点を出してみれば、所有している物件が入居者のニーズにどこまで応えているかよく分かるはずです。
» 「入居者ニーズの捉え方」
» 入居者の気を引くワンポイントの特徴を持たせる
» 「入居者が「嫌がる」要因を潰しておく
» 物件に５段階のチェックを入れてみる」
» マーケットの先を読み、入居者の動向にアンテナを張り巡らせる
» 「賃貸経営者プロとしての意識」
» 完成後の経営はズバリ大家さんにかかってきます
» 「家賃滞納対策」
» 「管理会社との付き合い」
» 「賃貸経営と仲介不動産会社」
» 「賃貸経営５つの課題にいかに対処するか」
» 絶対不可欠な大家さんの経営感覚
» ゆとりを持たせた１ＬＤＫへの発想の転換
